Windows 10 ライセンス認証は Windows 7 のプロダクトキーで認証成功
Windows 7 から 10 への無償アップグレードの際、ライセンス認証ができていない状態になってしまいハマったのでメモ。
結論から言うと、
- [スタートメニュー]
- [設定]
- [更新とセキュリティ]
- [ライセンス認証]
- [更新とセキュリティ]
- [設定]
の画面でWindows 7 のプロダクトキーを手入力し認証に成功。
本件の場合、MSの「Windows 10 をライセンス認証できない理由」では、「Windows の以前のバージョンを復元し、以前のバージョンがライセンス認証されていることを確認した後に、Windows 10 にアップグレードしていただく必要があります。」などと書いてあるが、まったくのウソ。
騙されなくてよかった。
以下、手短に概要を書く。
自動アップグレード
5月15日ごろ家族が使用しているPCが勝手に夜間アップグレード。
ところがアップグレードの途中で失敗したらしく、復旧オプションの全ての方法(復元もクリーンインストールもNG)を順に試してもエラーとなる状態になった。
幸いスタートボタンからコマンドラインを出すことはできたので、外付けHDDに xcopy でデータを逃がすことに成功。
外付けHDD(USB)を認識してくれて良かった。
クリーンインストール
別のPCからUSBメモリにWindows10のインストールパッケージをダウンロード。
無事に Windows 10 のクリーンインストールに成功。
数日後、デスクトップに、「ラインセンス認証をしてください」といった内容のメッセージが表示されるようになる。
MSのサポートページには、「Windows の以前のバージョンを復元し、以前のバージョンがライセンス認証されていることを確認した後に、Windows 10 にアップグレードしていただく必要があります。」と書かれていたが、
- また何時間も掛けて Windwos 7 をインストールとかイヤ
- そもそも Windwos 7 のメディアを持ってない
というわけで、文句を言ってやろうと思いMSのサポートに電話。
その日は繋がらず、サスペンド。
つながらないサポート
昨日、ようやくまとまった暇がとれたので、サポートに連絡。
Windows 製品および Office 製品の無償サポート
最初に自動応答の音声が流れ「ピー音のあとに10秒間でお問い合わせの内容を言って下さい」と言われたのでライセンス認証の件だと伝える。
いきなり「10秒で用件を言え」とかいわれても、しどろもどろする人も多いんじゃないだろうか。
保留中は定期的に「ただいま10名以上のお客さまがお待ちです。順番にお繋ぎいたしますのでそのままでお待ち下さい。」といったアナウンスが流れる。
で、結局、2時間45分待ちでつながった。
疲れた声の男性オペレーターに用件を伝えると、PC の背面などに Windows 7 のプロダクトキーのシールが貼られて無いか確認してくれと言われ確認。
有りました。
このプロダクトキーを Windows 10 のライセンス認証画面で入力したところ、認証に成功した。
憂さ晴らしに愚痴を書いておく
今回の件はかなり多くの時間を取られたので非常に腹立たしい。
家族用の PC で自分が普段から触っていなかったこともあり、自動アップグレードを回避するのを忘れてたのも悔やまれる。
自分用のPCも会社のPCも問題なく Windows 10 に手動アップグレードできたので、それと比べて重要度の落ちる家族用の PC に対しては慎重になっていなかったことも悔やまれる。
Windows 7 のプロダクトキーで認証できるという情報にうまく辿りつけなかったことも悔やまれる。
しかし、それでもマイクロソフトのやり方については許せない。そもそもオプトアウト形式の自動アップグレードとか有り得ない。
ミッションクリティカルなシステムだったらどうするの?
サポートも土曜日でオペレーターの人数が少ないのかもしれないが、3時間弱待つとか常軌を逸している。
「Windows 7 のプロダクトキーで認証できる」という情報を「Windows 10 をライセンス認証できない理由」のページにも、もっとわかりやすく書くべきだ。
会社で契約している Office365 のサポートはすぐに繋がってとても丁寧な対応してくれたのでさすがだなと評価していたのだが、無償サービスとなるとここまで質を落とすものかとがっかりする。
そもそもコールセンターがパンクするような事態を招いたのは、強引なアップグレード手法を強行した結果なんだけどな。