サーバーの立ち上げ - ConoHa で KUSANAGI その1
ConoHa のアカウントは取得しましたか?
前の記事「ConoHa で KUSANAGI がかなり良い。サーバーセットアップと初期設定」からの続きです。
とりあえず ConoHa の管理画面にログインしてサーバーを追加してみましょう。
このとき、管理画面右上のアカウントメニューをドロップダウンしてアカウント設定を選択、表示設定のモード設定をこのはモードにしておくと、なんとも言えない気分になるのでお薦めです。
一応、KUSANAGI for ConoHa のページにサーバーを建てるところからの画像付き説明があるので、簡単ですね。
サーバー追加時の設定について
サーバー追加時の設定については、次のとおりとします。
- メモリ : 1GB
- root パスワード : 必ず設定して控える(管理画面から再設定はできない)
- 自動バックアップ : 無効
- ディスク容量 : SSD 50GB
- 接続許可ポート : 全て許可(IPv4 IPv6 両方とも)
- SSHキー : 新しいキーを登録(既にある場合は、登録済みのキー でもOK)
- 登録方法 : 自動作成
- ネームタグ : 後から編集できるので適当で。
- ネームタグ : コンパネに表示されるサーバーの名前。後で編集可
メモリについて
KUSANAGI の公式サイトによればメモリは4GB以上を推奨していますが、1GBで動かしても普通のレンタルサーバーと比べ爆速で動きます。
メモリとディスクは後からでもスケールアップすることができますので、立ち上げ開発段階では最小構成で十分です。
SSHキー
SSHキーをサーバー追加時に設定しておくと、サーバー立ち上げ直後から特に設定などをせずに鍵認証でSSH接続できますので便利です。もっとも、あとで SSH 経由の root ログインを禁止してしまいますので意味が無いといえば無いのですが、せっかくなので設定しておきましょう。
SSHキーを作成するとプライベートキーがダウンロードされます。ダウンロードはこのときの1回だけなので大切に保管しておきましょう。
ターミナルでの接続
ConoHa のコンパネからブラウザでコンソール画面を出すことができますが、まぁいろいろと使い勝手が悪いので使い慣れた TeraTarm (Mac ならターミナル)などでサーバーにアクセスすることにします。
管理画面で追加が完了したサーバーの情報を確認しIPアドレスを控えます。 ダウンロードしたプライベートキーでSSH接続します。
オススメの TeraTarm マクロを下に載せておきます。
使い方
- このマクロファイルを .ttl という拡張子で適当な名前をつけて保存します。
- このマクロファイルと同じフォルダにプライベートキーを置きます。
- このマクロファイルと同じフォルダに TeraTermLog という空のフォルダを作成します。
getdir MACRODIR HOSTADDR = '987.654.321.098' USERNAME = 'root' KEY_FILE = MACRODIR strconcat KEY_FILE '\ダウンロードした秘密鍵.pem' PORTNUM = '22' LOGDIR = MACRODIR strconcat LOGDIR '\TeraTermLog\' COMMAND = HOSTADDR strconcat COMMAND ':' strconcat COMMAND PORTNUM strconcat COMMAND ' /ssh /2 /auth=publickey /user=' strconcat COMMAND USERNAME strconcat COMMAND ' /keyfile=' strconcat COMMAND '"' strconcat COMMAND KEY_FILE strconcat COMMAND '"' connect COMMAND LOGFILE = LOGDIR strconcat LOGFILE USERNAME strconcat LOGFILE '@' strconcat LOGFILE HOSTADDR getdate DATETIME '-%Y%m%d-%H%M%S' strconcat LOGFILE DATETIME strconcat LOGFILE '.log' logopen LOGFILE 0 1 end
はい、接続できましたでしょうか?
yum update
続いて KUSANAGIの初期設定をするんですが、とりあえず yum update までしたら KUSANAGI コマンドを打つ前に色々と他の設定を先にしたいので、KUSANAGIの初期設定はちょっとの間お預けです。
レポジトリの設定
yum update では remi と remi-php56 も参照することになるのですが、毎回 --enablerepo=remi,remi-php56 と打ち込むのがダルい私は、レポジトリの設定を変更してデフォルトでこれらの追加レポジトリも読み込むようにしています。
というわけで、設定ファイルがある場所へ行って remi の設定ファイルを探しいじることにします。
cd /etc/yum.repos.d/ vim remi.repo # remi.repo を開いたら、remi と remi-php56 のパートを探し # enable=0 を enable=1 に変更して保存します。
アップデート
追加レポジトリの設定をしてしまったので、単純に yum update とすれば最新ファイルに更新されます。
yum update
アップデートに Kernel のアップデートなどが含まれる場合などでは、必要に応じてサーバーを reboot してください。
reboot
ConoHa は SSD のお陰なのか爆速なので、10秒余りで再起動できてしまうようです。管理画面でサーバーの稼働確認をするヒマもなく再起動が終わりますから、一息置いてからターミナルでおもむろに再接続してしまいましょう。
次回は、作業用ユーザーの作成です。