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MovableType 5(MTOS)、WordPress、ECCUBEのインストール(初心者がさくらのVPSを立ち上げるまで - その14)

MovableType 5(MTOS)については、対話式のインストールウィザードやDBの設定でひっかかった。

WordPress、ECCUBEのインストールは、それぞれの公式HPのインストール方法を参考にすれば、大きなトラブルに合うことはない。

インストール方法の詳細は公式サイトを見れば問題ないので、ここではMovableTypeとECCUBEのインストール時に気になった部分のみメモをおこす。

MovableType

innodb large prefix

MySQLのインストールについての記事で既に触れたが、innodb_large_prefix という設定を設定ファイルに書いておかないとエラーが発生してしまう。

#設定ファイルを開く
sudo vim /etc/my.cnf

#[mysqld]ブロックに以下の行を追加する
[mysqld]

innodb_large_prefix

mt-config.cgi

また、今回作った環境では、何故か対話式のインストールがうまく動かなかったので、mt-config.cgiを直接作成して回避した。

mtディレクトリに移動したあと、サンプルソース(mt-config.cgi-original)をmt-config.cgiという名前でコピーして編集する。

# CGIPathの行を以下のように修正
CGIPath    http://MTを設置するドメイン名/mt/

# StaticWebPathの行を以下のように修正
StaticWebPath http://MTを設置するドメイン名/mt/mt-static/

#Memcachedを追加
MemcachedDriver Cache::Memcached::Fast
MemcachedServers localhost:11211

#DB設定
ObjectDriver DBI::mysql
Database 作成したデータベース名
DBUser 作成したユーザ名
DBPassword 設定したデータベースパスワード
DBHost localhost

## 言語の設定
#DefaultLanguage en_US
#DefaultLanguage de
#DefaultLanguage es
#DefaultLanguage fr
DefaultLanguage ja
#DefaultLanguage nl

Memcachedをインストールする。

sudo yum install --enablerepo=remi,rpmforge memcached

cpanm Cache::Memcached::Fast]

sudo yum --enablerepo=remi install php-pecl-memcached

#起動と自動起動の設定
sudo service memcached start
sudo chkconfig memcached on

#サーバー再起動
sudo service httpd restart

FastCGI

FastCGIは、既に以前の記事でインストールしてあるので、ここではhttpd.confへの修正のみとなる。

MTを動かすVirtualHostの設定ファイルを開き、以下の例を参考に設定すると良い。

<Directory "/var/www/html/mt"> #実態に合わせてディレクトリを変更
    DirectoryIndex index.html index.htm index.php index.cgi
    Options -FollowSymLinks -Indexes ExecCGI
    AllowOverride All
    Order allow,deny
    Allow from all
    <FilesMatch "^mt(?:-(?:comments|search|ftsearch|tb|cp))?\.cgi$">
        SetHandler fcgid-script
    </FilesMatch>
</Directory>
# MTOS - Static Dir
<Directory "/var/www/html/mt/mt-static">
    DirectoryIndex index.html index.htm index.php index.cgi
    Options -FollowSymLinks -Indexes -ExecCGI
    AllowOverride All
    Order allow,deny
    Allow from all
</Directory>

ECCUBE

ファイルの設置方法

ドメインのルートにECCUBEのトップページを持ってきたいので、解凍済みのファイルを以下の手順で設置する。

  1. htmlディレクトリの中身をドメインのルートディレクトリに展開する
  2. dataディレクトリをドメインのルートディレクトリに置く
  3. define.phpを開き、DATAディレクトリの相対パスを変更する*1
  4. .htaccessは別の名前にして無効にする
  5. ドメイン名/install/ へアクセスし対話型のセットアップをおこなう
  6. install/index.php を削除
  7. dataディレクトリを公開ディレクトリより上の階層に移動
  8. define.phpを開き、DATAディレクトリの相対パスを変更する*2

URLの変更をする場合

あとからドメイン名を変更したりサーバー証明書を追加したことによりhttpsのURLを変更したい場合は、data/config/config.php を編集すれば良い。

目次

一連の記事の目次は、以下のページにあります。
初心者がさくらのVPSを立ち上げるまで - その1

*1:define('HTML2DATA_DIR', './data/');

*2:1つ上の層に置くのなら、define('HTML2DATA_DIR', '../data/');