Bitcasaの不具合について、サポートサイトを調べてみた。-消せなくなったミラーフォルダーとファイルの消失について
数日前に書いた記事でBitcasa の不具合についてふれた。
10GB無料、話題のクラウドストレージ「Bitcasa」が正式サービスになったので使用してみた
相変わらずトラブルを解消できない状態が続いているので、サポートサイトのやり取りを調べてみた。
消せなくなったミラーフォルダーは削除できない
海外でも、ミラーフォルダーの削除ができなくて困っている人がいるようで、Bitcasaの中の人がコミュニティーサイトで以下のように答えている。
ざっくり意訳すると下記のとおりだ。
- 英語以外の文字をフォルダ名に使わないほうがいい。(特にMac)
- ウェブサイト(Bitcasa Portal)にはミラーフォルダーを削除する機能はない。
- ウェブサイト(Bitcasa Portal)から削除できるようにするかどうか検討するようプロダクトマネージャーに伝える。
http://support.bitcasa.com/entries/23086582-I-just-want-to-delete-a-mirrored-folder-
一方、ベータユーザーの中には、最新バージョンをアンインストールし過去バージョンを再インストールしたところ、クライアントソフトから削除できたとの書き込みがあった。しかし現在は公式サイトから過去バージョンをダウンロードすることはできないとのことだ。
残念ながら、自分も過去バージョンを削除してしまっているので試すことができない。
Bitcasa Portalでミラーフォルダーを削除できる機能が実装されるまで、どうしようもないようだ。なお、この書き方だとそれを実装することが決まっているわけではないので放置される可能性もある。
たしかにミラーリングしたフォルダを安易に消せる仕様はいかがなものかとは思うが、確認ダイアログを出したりパスワードの再入力をさせるなどの注意喚起を行った上で削除ができる機能は是非実装してもらいたいものだ。
ファイルの消失について
ファイルの消失についても何件か掲示されている。
- ファイルのアップロードが完了するまでは、他のデバイスでファイルを確認することはできない仕様
- アップロードが完了する前にクライアントを終了した場合、ファイルが消えたように見えることがあるが、アップロードは再実行される仕様になっており完了すると見えるようになる
http://support.bitcasa.com/entries/23119472-Files-do-not-appear-in-portal-until-upload-complete
また、古いバージョンのクライアントでアップしたファイルが、新バージョンでは確認できないケースも報告されている。(http://support.bitcasa.com/entries/23180013-Files-disappear-in-new-version-but-are-there-in-old-version)
その他にも、ヨーロッパおよびアジアからWindowsでアクセスした場合、アップロードが遅くなる不具合があり、最新版のクライアントで解決したと掲示されている。(http://support.bitcasa.com/entries/23255318-Resolved-Slow-upload-speeds-in-Europe-and-Asia-using-Microsoft-Windows)
しかし、自分の環境においては、この記事で原因かもしれないと指摘されているUSサーバーへの接続が、新バージョンでも行われているようで、修正されていないのかもしれない。
自分の環境においては、今日もアップロードに失敗したファイルが何件か出てしまい、どのファイルが正しくアップロードされて、どのファイルがされていないのか、疑心暗鬼になってしまう。
また、ご丁寧に「ファイルのアップロードに失敗した」とダイアログが出ることもあるのだが、ファイル名だけの表示でディレクトリ構造が表示されないため、大量にファイルをアップロードしている場合などは、いったいどのファイルが消えたのかわからないという問題もある。
まだまだ不具合が多く、ストレージとしての信頼感は極めて低い。(あくまで自分の環境においての判断です。)