セーブデータの保存フォルダをドロップボックス内のフォルダに変更する
いまさらですが、PC版のSimCityにはまってます。
SimCity BuildIt をちょっとやってみたら、昔を思い出してPC版をやりたくなってしまい購入してしまいました。
SimCityの最新版は複数PCにインストールしてプレイできるのですが、シングルプレイヤーモードでプレイしているデータはローカルに保存されるため同じデータをそれぞれのPCで共通して遊ぶことができません。
プレイデータを手動でDropBoxなどのクラウドストレージに保存すれば良いのですが、手動だとミスをしそうなのでシンボリックリンクを使って、保存先をDropBox内のフォルダに繋いでしまうことにしました。
SimCity以外のゲームやソフトウェアでも利用できるテクニックですので、やり方を置いておきます。
Windows10の場合
- 「ドキュメント」フォルダにある「SimCity」フォルダをDropBox配下のディレクトリに移動します。ドキュメントフォルダにSimCityディレクトリを残しておくとシンボリックリンクを作成できないので、コピーではなく移動しないといけません。
- スタートボタンのそばにある検索ボタンを押して、'cmd'と入力すると「コマンドプロンプト」というアプリケーションが出てきますので、これを右クリックして「管理者として実行」します。
- 以下のように打ちます。なお、[ユーザー名]の部分は各自の環境に合わせて変更して下さい。
C:\>mklink /d "C:\Users\[ユーザー名]\Documents\SimCity" "C:\Users\[ユーザー名]\Dropbox\SimCity"
すると、以下のように応当が返ってきます。
C:\Users\[ユーザー名]\Documents\SimCity <<===>> C:\Users\[ユーザー名]\Dropbox\SimCity のシンボリックリンクが作成されました
これで完了です。
簡単に解説しておくと、/d がシンボリックリンクを作るためのオプションです。書式は以下のとおりです。
C:\>mklink /d "リンクを置く場所" "リンクの参照先"
Macの場合
- 「書類」ディレクトリの中の「SimCityMedia」をDropBox配下のディレクトリへ移動します。Windowsの場合と同じく「書類」ディレクトリ内にSimCityMediaディレクトリを残さないようにします。
- ターミナルを起動して以下のように打ちます。
ln -s /Users/[ユーザー名]/Dropbox/SimCity /Users/[ユーザー名]/Documents/SimCityMedia
これで完了です。
Windowsとは書式の順番が逆なので注意して下さい。
ln -s リンクの参照先 リンクを置く場所
できる事、できない事
- Originへ同時に2台からログインはできないので、同じデータを複数PCで同時プレイすることはできなさそうです。
- Windows機でもMacでも同じデータを読みだしてプレイできます。
シンボリックリンクとは
ざっくり言うと、別の場所にあるフォルダを、あたかもそこにあるフォルダのように扱うことができるリンクです。
Cドライブに空きが少なくなってしまった時などに、新しいドライブをシンボリックリンクしてしまえば、Cドライブの中のひとつのディレクトリして新しいドライブを利用できたりします。
詳しくは検索してみてください。