IMPOV::In My Point Of View

仕事、SEO、ウェブマーケティング、時事問題、健康、生き方などなど、書きたいことを勝手に書き倒しているブログです。とどのつまり「便所の落書き」

初心者がさくらのVPSを立ち上げるまで - その1

さくらのVPSを立ち上げてみた。とりあえず練習のつもりで、ひと通りのアプリケーションをインストールしてみた。盛り沢山だ。

インストールしたもの

  • Apache
  • MySQL
    • PhpMyAdmin
  • PHP
  • Ruby
    • Ruby on Rails
    • Redmine
  • Python
  • Subversion
  • メンテナンス・セキュリティ関連
    • Logwatch
    • Denyhosts
    • OpenVAS
    • Mondorescue
    • awstats
  • ウェブアプリケーション
    • MovableType 5 Open Source
    • Wordpress
    • EC Cube
  • その他
    • さくらのメールボックスとの連携
    • 迷惑メール判定の回避
    • DreamweaverのSSH鍵認証アクセス
    • SFTPのユーザー管理
    • ドメインの割当
    • SSLの設定(SNI)

必ず最初にやるべきこと → IPのチェック

  1. まずは、申込み後に送られてくるメールに記載された方法でコントロールパネルにログインする。
  2. IPアドレス(IPv4)を確認
  3. IPブラックリスト検索でIPを入力して確認
  4. ついでに、What Is My IP Address?でも確認

ちなみに、What Is My IP Address のサイトは、トップページの左カラムメニューにブラックリスト確認用のページヘのリンクがある。
f:id:impov:20140210204711p:plain
上記のリンクをクリックし、Blacklist Checkページヘ移動した後、入力欄にIPアドレスを打ち込んでしばらく待つと、以下のような結果が表示される。
f:id:impov:20140210204718p:plain

幸い今回割り当てられたIPはクリーンなIPで、引っかかったのはAPEWS.ORG - Anonymous Postmasters Early Warning System.の一つだけ。説明書きを読んでみると、ほとんど影響が無さそうなリストなのでこのまま無視することにした。

IPチェックはレンタルサーバーを借りるときに必須

今どきまっさらなIPv4は残っていないので、どこでサーバーを借りようとも使い回しのIPが割り当てられる。従って、今回割り当てられたIPを過去に使っていたユーザーが、宜しくない方法で使用していたりするとブラックリストに登録されてしまっていることがある。

もらったIPがブラックリストに登録されていたことが、運用開始後にわかったりすると目も当てられない。共用サーバーだと同居人のせいで後からブラックリストに登録されてしまうこともあるので運を天に任せるしか無いが、VPSの場合はせっかく専用IPを割り当ててくれるわけだから、入り口のところのチェックは是非しっかりとしておきたい。

余談

実際の作業ログは次記事から

さくらのVPSの初期設定についてはウェブを検索すると大量に記事がヒットするし、それらをひと通りの作業が終わった今になって読み返してみると、どれもこれも親切に書かれているのだが、Linuxをまったくさわったことの無い自分にはなかなか難しいことが多かった。

というわけで、インストール作業中に色々とハマるごとに書き留めていったメモをこのカテゴリに何回かに分けてとりまとめてみるつもりだ。(というか、このブログを半年ほど放置していたので、まとまった記事を書くのに格好のネタができたので喜んでます。(笑))

VPSに挑戦してみたきっかけ

10年以上にわたってレンタルサーバーを利用してきたのだが、仕事の都合で共用サーバーから専用サーバーに引越しをしたほうが良いと思いはじめ、1ヶ月ほど悩んだ。引越し先の候補は以下の2つだ。

  • マネージドサーバー
  • VPS

コストが圧倒的に違うのだが、マネージドサーバーはサーバー構築や管理に手間をかけなくてよいという安心感がある。

一方、この機会にVPSを立ち上げて、多少なりともサーバーの知識が手に入れば、あとあと仕事で役に立つことがあるかもしれない。しかも、さくらインターネットのVPS HDD 2Gプランが3月末(2014年)まで初期費用無料のキャンペーン中だ。

というわけで、とりあえずお試し期間の2週間で業務使用に耐える仕組みを構築できたらVPSで、できなかったらマネージドサーバーを契約しようということにした。

最終的に、およそ1週間でVPSを業務使用に耐えるレベルに仕上げることができたようなので、VPSを正式契約することにした。

さて、マネージドサーバーを契約するコストを考えるとVPSをもう1台借りてもお釣りが来るので、次の課題は詰め込み過ぎたアプリケーションの分散やバックアップ体制の構築ということになりそうだ。