使いやすくなった Bitcasa が日本語化、Dropboxよりも良いかも?
無制限のクラウドストレージサービスBitcasaが、日本語対応した。
日本語環境でサイトにアクセスると、日本語で表示されるようになっている。
クライアントソフトのダウンロードは、ダウンロードボタンを押すと各国語のバージョンがリストで表示されるようになった。
随分とストレスが減った最新バージョンのクライアント
正式サービス開始直後の頃はクライアントソフトが不安定で気づくと落ちていたり、起動するたびにHDDを30分近く占有したりいろいろヒドかった。また、当時、アメリカのユーザーの評価コメントでは「転送速度が速くて快適」などと評価が高かったにもかかわらず、なぜか日本やアジア地域向けの転送速度がやたらに遅く何をするにもストレスを感じる状態だった。
ベータ版ならいざしらず、正式サービスで有料化した直後でのこの有り様に、キャンペーン期限の都合で年間課金してしまった自分としては、多少なりとも憤慨していた。
問題に感じていた部分がほとんど解消された
現在では、当時イライラしていた不具合はほとんど解消されたようだ。
クライアントソフト起動時のHDDアクセスも、ほぼ気にならないレベルまでに減少した。転送速度も随分と改善している。
この状態であれば、十分に課金するだけの価値がある。
今では、DropBox 起動時のインデックス作成のほうがストレスに感じるほどだ。
ローカルへのバックアップ無しで大丈夫なのか?
使いやすくなったBitcasaではあるが、ローカルでのバックアップ無しに大切なデータを Bitcasa ドライブのみに保存するような勇気は今のところまだ無い。
自分としては、DropBoxやGoogleDriveのようにローカルに保存されたファイルをクラウドにアップロードして同期するスタイルのほうが安心感はある。
もし Bitacasa がサービスを停止したらどうしようか?とか、Bitcasa がクラックされたらデータどうなっちゃうの?とか、データセンターが災害で飛んだらどうなっちゃうの?など、心配しだすときりがない。
もちろんBitcasaにもミラーリングというスタイルで類似のことができるのだが、ミラーされたフォルダのファイルを別のPCから直接編集することはできない。
そのため、ミラーリングされたファイルを複数のPCで編集し同期したい場合には、結局、Bitcasa のドライブの方へ保存することとなる。
結果的に、オリジナルのバックアップをどこに置くかという問題に直面することになるのだ。
というわけでクラウドストレージは、それぞれのサービスの長短をよく検討した上で、目的に合わせて併用していくのが良いだろう。